日本泌尿器科学会の公式英文誌International Journal of Urology(IJU)から、下部尿路機能障害をテーマとした特集号が出版されました。IJU Associate Editorの西沢理先生(信州大学医学部泌尿器科学講座教授)により下記ご紹介いただきましたので、是非ご一読ください。
当特集号には無料で全文にアクセス頂けます
Special Issue: Lower urinary tract dysfunction: From basic science to clinical management
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IJU Associate Editor 信州大学 西沢先生によるご紹介
IJUの新たな企画となったSpecial Issue(特集号)のはじめての号として下部尿路機能障害が取り上げられ、その編集を担当することとなり、The Lower Urinary Tract Dysfunction: From Basic Science To Clinical Managementと題して、基礎研究から診断と治療について包括的に取り上げ、個々の患者さんに即した臨床診療の実現に向けての方向性を示すことを目指しました。総説の執筆者としては国際的に高名な6名の研究者(Lori A Birder, K-E Andersson, Joon Chul Kim, Hann-Chorng Kuo, Naoki Yoshimura, Osamu Yamaguchi) にお願いをするとともに、ピッツバーグ大学 WC de Groat教授に緒言をお願いしたところ、快諾をしていただきました。執筆の依頼に応じて寄稿していただいたことに心より感謝申し上げます。
本号にはNervous network for LUT function, Biomakers for LUT dysfunction, Common theme for drugs effective in overactive bladder treatments: Inhibition of afferent signaling from the bladder, Latest treatment for LUT dysfunction:Therapeutic agents and mechanism of action, Botulinum toxin injection for LUT dysfunction, Gene Therapy for LUT dysfunctionと題された依頼総説論文6編の他に国内外から3編の総説論文、6編の原著論文、1編の症例報告が掲載されています。いずれも興味深い内容となっています。投稿をいただいた各執筆者に感謝の意を表します。 多くの読者の閲覧を期待しています。
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