日本泌尿器科学会の公式英文誌International Journal of Urology(IJU)から、前立腺全摘除術をテーマとした特集号が出版されました。IJU Associate Editorの藤澤正人先生(神戸大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野教授)により下記ご紹介いただきましたので、是非ご一読ください。
当特集号には無料で全文にアクセス頂けます
Special Issue: Recent topics relevant to radical prostatectomy
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IJU Associate Editor 神戸大学 藤澤先生によるご紹介
IJUの新たな試みとして本年よりスタートしたSpecial Issueの第2号の編集を担当することになり、“Recent topics relevant to radical prostatectomy”と題したテーマで特集号を企画させていただきました。ご承知の通り前立腺全摘除術は、骨盤内臨床解剖学の進歩やロボット支援手術の普及等、非常に注目を集めている領域であり、出来るだけ多くの読者の皆様に興味を持っていただけるよう、前立腺全摘除術に関連する幅広い領域から優れた内容の論文で特集号を構成すべく努力いたしました。依頼総説としましては、骨盤外科解剖学の進歩、ロボット支援手術と他術式との比較、術後性機能、ハイリスク癌に対する手術、術後予後予測についての質の高い5編の論文を寄稿いただくことが出来ました。その他にも、総説1編、Short Communicationを含む原著論文5編が受理掲載されることとなりましたが、いずれの論文も臨床上の疑問に直結した意義深い内容であると考えております。素晴らしい論文を投稿いただいた執筆者の先生方には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
最後になりますが、本特集号が読者の皆様のお役に立ち、理想的な前立腺全摘除術の普及の一助となれば、編集者としては望外の喜びです。
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