日本神経免疫学会の英文誌Clinical and Experimental Neuroimmunology 2013年2号出版のご案内

Clinical-and-Experimental-Neuroimmunology-June-2013-cover日本神経免疫学会の英文誌Clinical and Experimental Neuroimmunologyの2013年の2号目(第4巻2号)が出版されました。掲載論文のほとんどが無料公開されており、全論文の抄録にはどなたでも無料でアクセス頂けますので、この機会に是非ご覧ください。また、Chief Editorsの一人である吉良潤一先生(九州大学大学院医学研究院 脳研 神経内科学 教授)から前号に引き続き、2号の読みどころをご紹介頂きました。本文と併せてご一読ください。

  無料公開中(一部)  
Clinical and Experimental Neuroimmunology 第4巻2号

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幅広い分野からの最新情報を多様なスタイルで
Clinical and Experimental Neuroimmunology第4巻2号の刊行に寄せて

日本神経免疫学会理事長
吉良 潤一

 Clinical and Experimental Neuroimmunology(CENI) はアジアでは唯一の神経免疫学のジャーナルです。中枢神経疾患から末梢神経・筋疾患まで幅広く対象にしています。したがって、多様な分野から4 巻1 号には22 編の、4 巻2 号には20 編の記事が掲載されています。Editorial では、グリアの新しい役割が指摘されています。Review やOriginal Article では、日本人多発性硬化症患者のMRI 病巣の差異に関わる遺伝的背景、視神経脊髄炎におけるIL6 の意義、多巣性運動性ニューロパチーのスペクトラム、重症筋無力症における新しい自己抗体、血液脳関門についての最新の知見と血液脳関門を越えてのdrug delivery など、とても興味深い情報がわかりやすく紹介されています。Letter では、欧米で大きな話題となっている多発性硬化症の抗KIR4.1 抗体のアジア人での初めての測定結果がプレリミナリーなresearch letter として掲載されていますし、Congress Report ではこの6 月に京都で開催されたばかりのNeuro2013 での大変おもしろい発表が簡潔に紹介されています。このようにCENIでは、日本神経免疫学会会員、非会員の皆様からの様々なご意見を多様なスタイルで掲載することができます。

 CENIでは、来年早々にPubMed 申請とSCIE(Thomson Reuters)へのインパクトファクター申請を並行して行うことにしました。PubMed に掲載され、インパクトファクターが付く日も近いと思います。ぜひ皆様からの質の高い論文のご投稿をよろしくお願いいたします。

 CENIを日本発の私たちのジャーナルとして楽しみつつ育てていきましょう。

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