<新刊紹介> Dermatologic Principles and Practice in Oncology|がん治療の副作用としての皮膚障害を幅広く論じる初めての本

Dermatologic Principles and Practice in OncologyDermatologic Principles and Practice in Oncology: Conditions of the Skin, Hair, and Nails in Cancer Patients
Mario E. Lacouture
 ISBN: 978-0-470-62188-2
 Hardcover / 456 pages / December 2013
 US$169.95

■ 上の書名または表紙画像をクリックすると、本書の詳細な内容や目次をご覧いただけます

本書は、がん治療に伴う副作用として起こる皮膚・毛髪・爪などの皮膚障害という、従来の腫瘍学および皮膚科学の総合的な教科書では簡単にしか触れられなかった主題を深く掘り下げた初めての本です。

近年、効果の高い抗がん剤の開発が進んでいますが、発疹・脱毛など皮膚科的な副作用の問題は依然として多くの患者に見られ、いまだ解消していません。このことは、患者および治療を終えて社会復帰した人のクオリティ・オブ・ライフにとって、深刻な問題となっています。

本書では、既存の抗がん剤の作用機序と皮膚科的な副作用を引き起こすメカニズムを詳細に記述するとともに、治療の指針を提示します。また、患者に対するカウンセリングについても論じます。皮膚科医・腫瘍科医がこの問題について正しい知識を身に付け、適切な治療を行う上で欠かせない一冊といえるでしょう。

著者のMario E. Lacouture博士は、がん治療および研究で世界の最先端を行くニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング癌センター(MSKCC)に勤務する皮膚科医で、がん患者の皮膚障害に関する世界的権威として知られています。

 本書の目次  → さらに詳しい目次はこちら

Section 1 Dermatology and Oncology
Section 2 Cancer-Related Dermatologic Disorders
Section 3 Dermatologic Conditions During Cancer Therapy
Section 4 Skin Toxicities to Chemotherapy
Section 5 Late Cutaneous Events from Cancer Treatment
Section 6 Dermatologic Practice in Oncology

Related posts:

  1. 2013年12月の医学・看護・獣医学書ベストセラーはこちら!
  2. 医学書の出版賞BMA Medical Book AwardsでWiley-Blackwellの”General Practice at a Glance”が部門賞を受賞
  3. <新刊紹介> 『看護における反省的実践』の原著・改訂第5版を4月に刊行
カテゴリー: 皮膚科学, 腫瘍学   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。