コクランてんかんグループは、妊娠中のてんかん治療に関する新しいレビュー「妊婦のてんかん治療と子の身体的健康(”Treatment for epilepsy in pregnant women and the physical health of the child”)」の公開を発表しました。
ほとんどの抗てんかん薬は妊娠中に投与した場合、大奇形の発現リスクをわずかに伴いますが、このレビューでは、バルプロ酸が高リスクであることを強調しています。バルプロ酸は、一部のてんかんでは現在最も有効な治療薬であるため、治療法の選択にあたっては、利益と有害性の双方について率直に話し合い、十分な情報に基づいて判断することが必須となります。本レビューは、妊娠している可能性のある女性に対するてんかん治療の選択肢の情報を提供するという意味で極めて重要です。
- レビューの概要 : コクラン「妊婦のてんかん治療と子の身体的健康」 (日本語)
- レビューの概要 : Cochrane “Treatment for epilepsy in pregnant women and the physical health of the child” (英語)
- レビュー著者からのメッセージ (PDFファイル、日本語)
(ソース: コクラン日本支部ホームページ)
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