Chemistry – An Asian Journalオンライン版に化合物ブラウザー・用語ハイライトなど新機能

Chemistry – An Asian Journalのオンライン版に、論文を読みやすく、また必要な個所を見つけやすくするための新機能が加わりました。同誌は、公益社団法人日本化学会をはじめとするアジア太平洋地域の13化学会の連合体the Asian Chemical Editorial Society (ACES)とWiley-VCHが刊行するジャーナルです。

新機能は、２０１０年以降の巻号に掲載された論文でご利用いただけます。無料公開されている論文を例に、以下で新しい機能をご紹介します。
Pouwer, R. H., Richard, J.-A., Tseng, C.-C. and Chen, D. Y.-K. (2012), Chemical Synthesis of the Englerins. Chem. Asian J., 7: 22–35. doi: 10.1002/asia.201100780　

1. Abstract（抄録）に、主要な化合物をFeatured Compoundsとして表示
論文中に出てくる主要な化合物を、Abstractのページで一覧表示します。View compound in articleをクリックすると、本文中でその化合物について書かれた個所にジャンプします。
（クリックすると拡大表示、以下同じ）

2. 本文HTMLにCompound Browserを追加、興味のある化合物をワンクリックでハイライト表示
Articleタブをクリックして、本文HTMLに移動して下さい。画面の最下部に、Featured Compoundsの一覧が表示されます。どれか一つをクリックすると、本文の該当箇所がハイライト表示されます。Compound Browserを非表示にするには、x印をクリックするか、画面右上のArticle Toolsメニュー中の、Compound Browserの項目をOffに切り替えて下さい。

3. 本文HTMLのTerm Highlighterで、文中の化学用語をハイライト表示
初期状態では非表示ですが、画面右上のArticle ToolsメニューでTerm Highlighterの項目をOnに切り替えると表示されます。化学名、反応名などの用語が色分けされてハイライト表示されます。非表示にするには、x印をクリックするか、Article Toolsメニュー中のTerm Highlighterの項目をOffに戻して下さい。