化学教授が語る、研究者向けソーシャルネットワークResearchGateの優れた点(Chemistry Viewsインタビューから)

スペインのコルドバ大学でナノ材料・グリーンケミストリー等を研究するRafael Luque教授は、化学ニュースサイトChemistry Viewsに本日掲載されたインタビューの中で、同教授が愛用している研究者向けソーシャルネットワーキングサービスResearchGateの利点を語っています。
 ⇒ Social Media in Sciences – Interview with R. Luque, Universidad de Cordoba

ResearchGateは、機能的にはFacebookやLinkedInと似たネットワーキングサービスですが、研究者間のコミュニケーション支援に目的を特化している点が特徴です。ファイルや画像をアップロードして公開したりコメントを付け合ったりでき、同教授は、研究室の学生たちに読んでおいてほしい論文を出張先から指示するのに使っています。また「Project」機能では、特定の研究者を招待してプライベートな議論ができるようになっているそうです。

Luque教授は、ResearchGate上での投稿はクオリティーが高く、分野や国境の壁を越えて活発な意見交換・共同作業が行われていると高く評価しています。経験豊富な研究者が若手研究者にアドバイスできるのもResearchGateの利点で、同教授が実際に経験したところでは、廃油からのバイオディーゼル製造を研究しているフィリピンの20歳の若者とResearchGate上で知り合い、助言を与えていたところ次第に共同研究に発展し、論文の共著にまで至ったそうです。

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