名古屋ゴールドメダルは、国際的に偉大な業績を上げた合成化学研究者に対して毎年贈られる栄誉ある賞です。受賞者は、毎年秋に開催される「名古屋メダルセミナー」で、合成化学分野のRising Starを対象とするシルバーメダルの受賞者とともに記念講演を行います。 ⇒ 受賞者一覧
日本化学会の英文誌The Chemical Recordの最新号は、「名古屋ゴールドメダル特集号」シリーズの第1回目として発行されました。過去の受賞者のうち3氏から寄稿された下記の総説を収録しています。(カッコ内は受賞年。本文を読むにはアクセス権が必要です)
- Steven V. Ley(2006年): On Being Green: Can Flow Chemistry Help?
- Manfred T. Reetz(2000年): Artificial Metalloenzymes as Catalysts in Stereoselective Diels–Alder Reactions
- K. C. Nicolaou(2001年): A Total Synthesis Trilogy: Calicheamicin γ1I, Taxol®, and Brevetoxin A
また同号は、名古屋メダルセミナー設立に尽力されたおひとりである理化学研究所の野依 良治理事長からEditorialをご寄稿いただいています。
世界的な化学者による貴重な総説が読めるこの特集号、ぜひご一読下さい。
⇒ The Chemical Record「名古屋ゴールドメダル特集号」目次