日本で8月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。各分野の新刊と、定番教科書の最新改訂版が並びました。有機化学における過去十年間のブレイクスルーを解説する第5位は、特に広範な読者にお勧めできます。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Nonlinear Finite Element Analysis of Solids and Structures, 2nd Edition
Rene De Borst, Mike Crisfield, Joris Remmers, Clemens Verhoosel
ISBN: 978-0-470-66644-9
Hardcover / 540 pages / August 2012
非線形有限要素解析の名著として知られる故Mike Crisfield教授の初版を、René de Borst教授らが改訂。初版の核となる部分を維持しながらも、当分野の最新の展開を豊富に取り入れています。
2位 Electric Power Systems, 5th Edition
B. M. Weedy, B. J. Cory, N. Jenkins, J. B. Ekanayake, G Strbac
ISBN: 978-0-470-68268-5
Hardcover / 512 pages / August 2012
三十年以上にわたって電力システムに関する学生向け教科書の定番としての座を守ってきた名著の最新第5版。最近の関心を反映して、気候変動・再生エネルギーといったトピックを取り入れたほか、技術的な進歩に基づいて多くの改訂を加えています。
3位 Basic and Advanced Bayesian Structural Equation Modeling: With Applications in the Medical and Behavioral Sciences
Sik-Yum Lee, Xin-Yuan Song
ISBN: 978-0-470-66952-5
Hardcover / 396 pages / August 2012
構造方程式モデリング(Structural Equation Modeling, SEM)を観測変数の分析に用いるためのベイジアン・アプローチを解説します。主要な概念を説明するとともに、最新の計算ツールの利用法を示します。
4位 Spatial Analysis Along Networks: Statistical and Computational Methods
Atsuyuki Okabe, Kokichi Sugihara
ISBN: 978-0-470-77081-8
Hardcover / 296 pages / July 2012
高速道路上の交通事故、道路沿いの店舗立地といった主題に、ネットワーク上の空間分析という視点からアプローチするための統計的・計算的手法を分かりやすく解説します。
5位 Organic Chemistry - Breakthroughs and Perspectives
Kuiling Ding (Editor), Li-Xin Dai (Editor)
ISBN: 978-3-527-32963-2
Paperback / 853 pages / August 2012
最近十年間に有機化学で起こった注目すべき発展に一つずつスポットを当てる、書き下ろしの総説を集めた注目の新刊です。取り上げられるトピックは、C-H活性化、有機触媒、超分子化学などです。 ⇒ 目次はこちら
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