アジア発の新しい有機化学ジャーナルAsian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)がFacebookページでお届けしている好評連載「Tips for Writing Better Science Papers 」もいよいよ佳境を迎え、第4回の記事は”Results and Discussion”についてです。
⇒ Tips for Writing Better Science Papers - Results and Discussion
長い時間を費やした実験の末にようやく得られた結果を漏らさず語りたくなるのは当然ですが、その気持ちをぐっと抑えて、本当に重要な部分に焦点を絞りましょう。例えば、同じ反応を溶媒を変えて何通りか試した場合、溶媒ごとの結果を逐一論じるのは冗長です。どのようにまとめたらいいでしょうか?
“Results and Discussion”と”Experimental Section”の使い分けも意識しましょう。試薬を加える順序によって収率や反応経路に違いが生じた場合と変わらなかった場合とでは、それぞれどちらのセクションに書いたらいいでしょうか?
記事の最後にある、実験結果の中で予想と違った、あるいは説明しにくい部分こそスルーせずしっかり論じるべきというのも、有用なアドバイスではないでしょうか。
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「良い論文を書くコツ」過去の記事 ⇒ 第1回「表題の付け方」 / 第2回「AbstractとIntroductionの書き方」 / 第3回「見やすい図表の作り方」
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