アジア発の新しい有機化学ジャーナルAsian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)がFacebookページでお届けしている好評連載「Tips for Writing Better Science Papers 」の、第6回記事は「カバーレターの書き方」を取り上げています。
⇒ Tips for Writing Better Science Papers - Cover Letters
雑誌のエディターは、投稿された論文そのものを読む前に、まずカバーレターに目を通します。ここで読み手を引き付け、論文をぜひ読んでみたいと思わせることに成功したらしめたもの。論文の採否にプラスに働くことが期待できます。しかし実際には、ごくありきたりの定型文で済ませがちで(上の記事で「悪い例」が読めます)、中にはカバーレターを全く付けずに論文を投稿する著者もいるそうで、編集者にアピールするチャンスをみすみす逃していると言えます。
下記は標準的なカバーレターの文面ですが、もっと良くする余地があるそうです。どのようにするといいでしょうか? 上の記事でお確かめ下さい。
Dear Editor,
Compound X has interesting biological and pharmaceutical activity. We made some improvements over a previous synthesis and believe it has wider applications in organic chemistry.
Sincerely
A. Author
また、投稿規定で特に要求されていなくても、査読者を推薦するのは「自分はこの分野のことをよく分かっている」というアピールになるので効果的だそうです。
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「良い論文を書くコツ」過去の記事 ⇒ 第1回「表題の付け方」 / 第2回「AbstractとIntroductionの書き方」 / 第3回「見やすい図表の作り方」 / 第4回「Results and Discussion」 / 第5回「Experimental Section」
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