日本で9月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。統計学、通信工学、有機化学…と多彩な分野の本がランクインしました。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Structural Equation Modeling: Applications Using Mplus: Methods and Applications
Jichuan Wang, Xiaoqian Wang
ISBN: 978-1-1199-7829-9
Hardcover / 478 pages / September 2012
構造方程式モデリング(SEM)の最新教科書です。SEMの基本概念と事例を、混合モデリングやmode-basedな検定力分析、標本サイズ推計といったトピックとともに解説します。併せて、構造方程式モデリング用のソフトウェアMplusの使い方も知ることができます。事典として参照用にも使えます。
2位 Voice over LTE (VoLTE)
Miikka Poikselkä, Harri Holma, Jukka Hongisto, Juha Kallio, Antti Toskala
ISBN: 978-1-1199-5168-1
Hardcover / 256 pages / February 2012
LTEは、スマートフォンでの高速データ通信を可能にする技術として日本でも普及が進んできていますが、LTEを音声通話サービスに利用するVoice over LTE (VoLTE)にも世界的な注目が集まっていて、実現に向けて規格標準化などの環境整備が行われています。本書は、VoLTE技術の最新状況を、実用的な見地から網羅的に解説します。
3位 Organic Chemistry - Breakthroughs and Perspectives
Kuiling Ding (Editor), Li-Xin Dai (Editor)
ISBN: 978-3-527-32963-2
Paperback / 853 pages / August 2012
前月の5位からランクアップ。最近十年間に有機化学で起こった注目すべき発展に一つずつスポットを当てる、書き下ろしの総説を集めた注目の新刊です。取り上げられるトピックは、C-H活性化、有機触媒、超分子化学などです。 ⇒ 目次はこちら
NEW! 有機化学美術館・分館で本書をご紹介いただきました。
4位 Discovering the Solar System, 2nd Edition
Barrie W. Jones
ISBN: 978-0-470-01831-6
Paperback / 470 pages / May 2007
太陽系天文学についての予備知識がほとんどない学生向けに書かれた、入門用教科書です。太陽系天文学を体系的に解説するとともに、近年の新しい発見も盛り込んでいます。
5位 Membrane Technology and Applications, 3rd Edition
Richard Baker
ISBN: 978-0-470-74372-0
Hardcover / 590 pages / August 2012
2004年に出版され成功を収めた旧版(第2版)を8年ぶりに改訂。分離膜の基礎理論と製造方法およびさまざまな分野への応用について解説するハンドブックです。今回の改訂では、塩素アルカリ工業における膜の使用、膜蒸留法、浸透圧発電、低フラックス・変圧限外ろ過に関する章を新たに追加するなど、最近の技術進歩と関心を反映させています。
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