山中伸弥教授の医学生理学賞受賞で一段と盛り上がるノーベル賞ウィークですが、今日10月9日は1902年に創設2年目のノーベル化学賞を受賞したドイツの化学者エミール・フィッシャー(Hermann Emil Fischer, 1852 – 1919)の生誕160周年に当たります。化学ニュースサイトChemistry Viewsが彼の業績を紹介しています。
⇒ Chemistry Views - Emil Fischer’s 160th Birthday
フィッシャーはフタレイン染料の研究に始まり、カフェインとテオブロミンの合成、「フィッシャー投影式」の考案など、有機化学の多くの分野で先駆的な業績を残しました。中でも最大の業績となったのは、ノーベル賞の受賞理由にもなった「糖類およびプリン誘導体の合成」でした。