平成24年度の文化勲章受賞者・文化功労者が今日30日発表され、化学分野からは北里大名誉教授の大村智先生と米エモリー大名誉教授の諸熊奎治先生のお二人が文化功労者に選ばれました。両先生のご受賞を心よりお慶び申し上げます。
大村先生は、Angewandte Chemie International Edition, Chemistry - A European Journalをはじめ、Wileyの多くのジャーナルで論文を発表されています。また1997年に出版された書籍Biotechnology, 2nd editionでは、Screening of Novel Receptor-Active Compounds of Microbial Originの章をご執筆いただきました。(冊子体は絶版、現在オンライン版のみ提供)
大村先生がWileyのジャーナルで発表された論文の一部をご紹介します。(本文を読むにはアクセス権が必要です)
諸熊先生も、Angewandte Chemie International Edition, Journal of Computational ChemistryなどWileyのジャーナルで多数の論文を出版されています。今年4月、ChemPhysChem誌に発表された論文Theoretical Insights into Chirality-Controlled SWCNT Growth from a Cycloparaphenylene Templateは同誌の表紙を飾りました(右の画像)。
さらに、2008年出版の書籍Computational Modeling for Homogeneous and Enzymatic Catalysis(下記)では共編者を務めていただいたほか、同書以外にもEncyclopedia of Inorganic Chemistry, Quantum Biochemistryなどの書籍に寄稿をいただいています。
- Computational Modeling for Homogeneous and Enzymatic Catalysis
Keiji Morokuma (Editor), Djamaladdin G. Musaev (Editor)
ISBN: 978-3-527-31843-8
Hardcover / 398 pages / January 2008