アジア発の新しい有機化学ジャーナルAsian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)のFacebookページで、同誌の編集者が短期連載中の「うまい英語で論文を書くコツ」はお読みいただけましたか? 下に挙げられた架空の論文の”Conclusion”を、もっと平易な言い方に直せという宿題が出ていました。
“Functionalized polythiophene compound 1 exhibits attractive electronic properties and shows fluorescence due to functionalized polythiophene 1 possessing a benzyl group at the C5 position. This synthetic methodology represents both a significant advance over previous reports of functionalized polythiophene compounds and opens new avenues towards developing novel photoexcitable oligomers”.
本日投稿された第3回の記事で、いよいよ模範回答が発表されました。下のリンク先でご覧下さい。
■ Mind your Language Part 3
元の文の何がいけなかったのか分からない、という方は、前回の記事での指摘と見比べながら読んでみて下さい。
■ Mind your Language Part 2
この連載記事の趣旨は、「シンプルな表現のすすめ」ということにありました。今回の記事で筆者は、科学者による難しい言い回しが一般市民を科学から遠ざける原因になっているので、論文を書くときにシンプルな表現を習慣づけていれば、市民とのコミュニケーションの改善にも役立つだろうと指摘しています。
最後に引用されている次の言葉は含蓄がありますね。誰の言葉かは、上の記事でお確かめ下さい。
“Any intelligent fool can make things bigger, more complex, and more violent. It takes a touch of genius — and a lot of courage — to move in the opposite direction”.
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