2004年に抗生物質チオストレプトン(thiostrepton)の全合成を達成したK. C. Nicolaouが、Angewandte Chemie International Editionに寄稿した総説で、成功までの過程を回顧しています。ギリシャ神話の英雄オデュッセウス(ユリシーズ)の帰還の旅に自らなぞらえるほど、困難に満ちた道のりだったようです。
⇒ Nicolaou, K. C. (2012), How Thiostrepton Was Made in the Laboratory. Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201205576 (本文を読むにはアクセス権が必要です)