<好評新刊> フッ素化学の実践に必須の知識をまとめた、世界的執筆陣によるマニュアル書 Efficient Preparations of Fluorine Compounds

Efficient Preparations of Fluorine Compounds
Herbert W. Roesky (Editor), Karl Barry Sharpless (Foreword by)
ISBN: 978-1-1180-7856-3
Hardcover / 484 pages / October 2012
US $125.00

今年、鉱物アントゾナイト中に単体分子の形で天然に存在することが初めて確認されて話題になったフッ素は、化合物としては医薬品・電子材料・農業化学品など幅広い用途を持っています。電気自動車にもフッ素系電解液が使われるなど、フッ素化合物への需要は今後ますます高まると予想されています。

そのように重要なフッ素化合物ですが、その取り扱いには多くの危険や困難が伴います。本書は、フッ素化合物を扱うさまざまな反応の機構と実験手順・安全上の諸注意をまとめた、他に例のないハンディなマニュアル書です。冒頭を飾る第1章は、1986年に化学的方法によるフッ素単離に初めて成功したKarl O. Christeの Preparation of Elemental Fluorine (PDFで試読できます)です。以降の章は、無機フッ化物の合成、有機化合物の直接フッ素化、不斉フルオロ環化など多様な反応を取り上げ、それぞれの世界的な専門家が必須の知識を提供します。

梅本 照雄博士、愛知工業大・中島 剛教授、京都大・萩原 理加教授ら日本人研究者を含む国際的な構成の執筆陣をリードした編者は、フッ素化学の高名な専門家として知られるゲッチンゲン大学のHerbert W. Roesky名誉教授です。2001年ノーベル化学賞を受賞したBarry Sharpless教授が序文を寄せています。

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