米国民がテレビに注目するスーパーボウルの放送中、電力消費は「減少」する|スポーツ中継と電力の意外な関係

昨日2月3日、米国はアメフトのプロリーグ(NFL)の優勝決定戦「スーパーボウル」が開催される特別な日曜日「スーパーボウルサンデー」を迎えました。スーパーボウルは全米が注目する最大のスポーツイベントで、テレビ中継の全米視聴率は昨年47.8%にも達しています。

これだけ多くの人たちがテレビにかじりついていたら、全米で電力不足が起こってしまうのではと思ってしまいますが、意外なことに、放送中の電力消費は、同時期の普段の日曜日の同じ時間帯よりも少なくなるのだそうです。
 ⇒ Fun Energy Facts About Super Bowl Sunday

上の記事は、この理由を、放送中は掃除機や洗濯機などを使う人が激減するのと、家族や友人と集まって一緒に一台のテレビを見る人が多いためだとしています。

一方、英国イングランドでは、ワールドカップなどサッカーの大試合になると、ハーフタイムと試合終了直後に電力消費が急増する現象が見られます。
 ⇒ National Grid gears up for big power surges as England begin their World Cup campaign

これは、多くの人がテレビの前から離れて、紅茶を飲もうと一斉に電気湯沸しポットのスイッチを入れるためだそうです。紅茶が理由というのが英国らしいですね。

■ 参考リンク: WileyEnergy https://twitter.com/WileyEnergy (Wileyがエネルギー科学・工学情報を発信するTwitterアカウント)

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