このほどBiotechnology Journalの連載セクションBiotecVisionsに掲載された記事は、この「論文を書くときの順序」について解説しています。それによると、上記のように実際の論文通りの順序で書くのは、初心者が犯しやすい誤りで、無駄に書きにくくなるだけだということです。
■ BiotecVisions - Steps in manuscript preparation
この記事は、論文執筆のノウハウをまとめた参考書Getting Published in the Life Sciencesに基づいて、以下のような順序で書き進めることを推奨しています。基本的には、最初に論文の中心となるメッセージを決めるとともに、「Results」「Materials and methods」から書き進め、「Introduction」「Discussion」は後回しにする(「inside-out」アプローチ)というものです。皆さんのこれまでの書き方と比べて、どうですか?
“take-home messages”(論文で伝えたい重要ポイント)を2~4つ考える ↓ 仮のタイトルを決める ↓ Results (figures and tables) ↓ Materials and methods ↓ Introduction ↓ Discussion ↓ Abstract ↓ Title, keywordsなどを決定 |
リンク先の原文や、上記書籍もご参考にして下さい。