2011年に抗生物質ランドマイシンA (Landomycin A)の全合成を初めて達成した上海有機化学研究所のBiao Yu教授、Xiaoyu Yang氏らが、成功までの道のりをたどる総説をThe Chemical Record誌に発表しました。1990年にRohrらが単離に成功したランドマイシンAは、強力な抗腫瘍作用が注目されて多くの化学者が全合成に取り組みましたが、六糖の糖鎖を含む複雑な構造ゆえに数々の困難に直面したようです。この総説では、成功までの紆余曲折を忍耐強く克服する過程が描かれます。
⇒ Yang, X., Wang, P. and Yu, B. (2013), Tackling the Challenges in the Total Synthesis of Landomycin A. Chem Record. doi: 10.1002/tcr.201200018
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