<新刊紹介> 放射線防護の物理学的基礎を解説する Physics of Radiation Protection - 最新データに基づき大幅改訂

Physics for Radiation Protection, 3rd Edition
 James E. Martin
 ISBN: 978-3-527-41176-4
 Hardcover / 670 pages / March 2013
 US $190.00
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著者は放射線が健康や環境に与える影響についての研究・教育に長年携わり、米国科学アカデミーや米エネルギー省で諮問委員も務めてきた専門家です。放射線防護従事者をめざす学生への豊富な教育経験から生まれた本書は、研究者や実務家が放射線防護の物理学的基礎を正確に理解し、必要に応じてデータを参照できるよう配慮されています。

本書は物理学の初歩的な知識しかもたない読者でも理解できるよう書かれ、核図表の読み方に始まり、放射線防護に関する主要な概念、放射線量などの計算法を丁寧に解説します。主な放射性核種の壊変図式などデータ・図表も豊富に収録し、また福島第一原発を含む過去の原発事故例についても記述しています。最新のデータと知識に基づいて7年ぶりに大幅改訂されたこの第3版を、放射線防護学・保健物理学の教科書・参考書としておすすめします。

 本書の目次 

Chapter 1: Atoms: Structure and Energetics

Chapter 2: Electromagnetic Energy

Chapter 3 Radioactive Transformation

Chapter 4: Nuclear Interactions

Chapter 5: Nuclear Fission and Products

Chapter 6: Natural radiation

Chapter 7: Interactions of radiation with matter

Chapter 8: Radiation shielding

Chapter 9: Internal Radiation Dose

Chapter 10 Environmental Radiation Assessment

Chapter 11: Nuclear Criticality

Chapter 12: Radiation Detection and Measurement

Chapter 13: Statistics in Radiation Physics

Chapter 14: Neutrons

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