大阪大学太陽エネルギー化学研究センターの平井 隆之教授・白石 康浩准教授らの研究グループは、酸化チタン上に担持した金-銅 合金ナノ粒子が、可視光照射下で空気酸化触媒として反応を進行させると同時に光照射によって再生され、活性劣化することなく触媒性能を維持できることを明らかにしました。太陽光利用によるグリーンな有機反応の開発につながることが期待されます。この成果を報告する論文は、Angewandte Chemie International Edition (ACIE)のHot Paperに選ばれました。
⇒ Hot Paper: Supported Au–Cu Bimetallic Alloy Nanoparticles: An Aerobic Oxidation Catalyst with Regenerable Activity by Visible-light Irradiation
Hot Paperに選ばれた論文はこちらです。(本文を読むにはアクセス権が必要です)
⇒ Sugano, Y., Shiraishi, Y., Tsukamoto, D., Ichikawa, S., Tanaka, S. and Hirai, T. (2013), Supported Au–Cu Bimetallic Alloy Nanoparticles: An Aerobic Oxidation Catalyst with Regenerable Activity by Visible-light Irradiation . Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201301669
☆ ACIEでは、急速な展開によって注目を集めている分野における研究で、編集委員が特に重要性を認めた論文をHot Paperとしています。
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