日本発の論文2報がWiley-VCHの化学ジャーナルで3月の月間最多アクセス論文となる(関西大・大洞研、大阪大・南方研)

Wiley-VCHは、各国化学会と共同出版する各ジャーナルで2013年3月に最も多くのアクセスを集めた論文(Most Accessed Article)を発表、その中に日本の研究室による論文2報が入りました。他のジャーナルの最多アクセス論文とともに、化学ニュースサイトChemistry Viewsで紹介されています。
 ⇒ Most Accessed Articles: March 2013 (Chemistry Views, April 25, 2013)

ChemCatChem
関西大・大洞 康嗣教授研究室発の論文「Pd触媒を用いたベンゼン類とアクリルアミドの酸化的カップリング反応」
無料公開中 Harada, S., Yano, H. and Obora, Y. (2013), Palladium-Catalyzed, Ligand-Controlled Chemoselective Oxidative Coupling Reactions of Benzene Derivatives with Acrylamides under an Oxygen Atmosphere. ChemCatChem, 5: 121–125. doi: 10.1002/cctc.201200649
この論文は、同誌の2013年1月号の内表紙(inside cover)を飾っています。(左上の画像)

Asian Journal of Organic Chemistry (Asian JOC)
大阪大・南方 聖司教授研究室発の論文「カルボン酸アミドによるオキサゾリン縮環フラーレン誘導体の直截的合成」
無料公開中 Takeda, Y., Enokijima, S., Nagamachi, T., Nakayama, K. and Minakata, S. (2013), Straightforward and Versatile Synthesis of Fullerooxazoles from C60 and Carboxamides through Radical Reactions under Mild Conditions. Asian Journal of Organic Chemistry, 2: 91–97. doi: 10.1002/ajoc.201200114
前月(2月)から連続でAsian JOCの最多アクセス論文となったこの論文は、同誌の2013年1月号の表紙を飾るとともに(左上の画像)、Chemistry Viewsで注目論文として取り上げられています。

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