中国を代表する電気分析化学者Erkang Wang氏の生誕80年を記念する特集号が、Electroanalysis誌から発行されました。2013年9月末までの期間限定で、全収録論文を無料公開中です。
- 目次: Special Issue on the Occasion of Professor Erkang Wang’s 80th Birthday, Editors: Joseph Wang, I-Ming Hsing
- 共同客員編集長のJoseph Wang教授(USCD)・I-Ming Hsing教授(香港理工大学)によるEditorial
1933年生まれのWang氏は、中国科学院・長春応用化学研究所を拠点に(後に所長に就任)電気化学・分析化学の分野で長年活躍し、900報以上の論文を発表するなどの業績を上げました。故・志方益三教授を師とするWang氏は、日中分析化学会議(後のAsiananalysis)の開催において主導的な役割を果たすなど日中間の学術交流促進に力を注ぎ、2006年には日本分析化学会の名誉会員に選ばれた、日本と非常に深い縁のある化学者です。Chinese Journal of Analytical Chemistry誌の編集長やElectroanalysis誌の編集委員を務めるなど、出版活動にも積極的に取り組みました。
今回の特集号は、Wang氏と親交の深い研究者を含む世界各国の主導的な電気化学者から寄稿された35報の論文を収録しています。