日本で9月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Transition-Metal-Mediated Aromatic Ring Construction
Ken Tanaka
ISBN: 978-1-118-14892-1
Hardcover / 830 pages / August 2013
芳香族化合物の新しい合成法の研究は最近多くの成果を生み、新規な機能性有機材料や試薬、生物活性化合物をもたらしています。本書は遷移金属触媒を用いた芳香環構築法に関する近年の発見や新しい手法を主題別に論じるもので、このホットな分野の研究の最前線を伝えます。編者を務めた東京農工大・田中 健教授をはじめ、日本人化学者を多数含む各主題の有力な専門家が各章を寄稿しています。
2位 Time-Dependent Problems and Difference Methods, 2nd Edition
Bertil Gustafsson, Heinz-Otto Kreiss, Joseph Oliger
ISBN: 978-0-470-90056-7
Hardcover / 528 pages / July 2013
時間依存型の問題を近似計算法を使って解くための、偏微分方程式と差分法の取り扱いを詳述します。ウプサラ大学のBertil Gustafsson名誉教授、UCLAのHeinz-Otto Kriess名誉教授ら、当分野を代表する数学者によって書かれています。
3位 Mixed Models: Theory and Applications with R, 2nd Edition
Eugene Demidenko
ISBN: 978-1-118-09157-9
Hardcover / 754 pages / July 2013
統計学上の重要な解析方法「混合モデル」に統計ソフト”R”を使って対処するための有益な解説書。好評を得た旧版を改訂し、最新のトピックを取り入れています。
4位 Introduction to Computational Chemistry, 2nd Edition
Frank Jensen
ISBN: 978-0-470-01187-4
Paperback / 620 pages / October 2006
今回のランキングで唯一の非新刊。計算化学を初めて学ぶ読者を想定して書かれた、当分野の代表的な入門用教科書です。
5位 Extremes in Random Fields: A Theory and Its Applications
Benjamin Yakir
ISBN: 978-1-118-62020-5
Hardcover / 250 pages / August 2013
ランダム場における極値を扱うための統計学的手法を論じます。バイオインフォマティクス・計算機科学・OR・ファイナンスなどの応用面でも重要なトピックです。
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