ロバート・S・ランガー教授の2013年ウルフ賞化学部門受賞を記念して、Israel Journal of Chemistryから医用生体材料特集号

Israel Journal of Chemistry今年5月、MITの生体工学者ロバート・S・ランガー教授(Robert S. Langer) は、高分子化学による薬物放出システムと新規な生体材料の開発への貢献を理由として2013年ウルフ賞化学部門を受賞しました。

ウルフ賞は、イスラエルのウルフ財団によって1978年に創設された賞で、農業・化学・数学・医学・物理学・芸術の各部門で独創的な業績により人類に貢献した人物に対して毎年授与されます。科学部門での受賞者が後にノーベル賞を受賞することも珍しくない、非常に権威の高い賞です。

ランガー教授の受賞を記念して、Israel Journal of Chemistryは、2013年10月号を特集号New Biomaterials for Therapy: Wolf Prize for Robert S. Langerとして同教授に献呈しました。ランガー教授の専門分野である「生体材料の医療への応用」をテーマに、20報あまりの総説および原著論文を収録しています。扱われる主題は、新規な生体材料の開発とキャラクタリゼーション、目的に合った生体材料の構造設計、生体材料を利用したドラッグデリバリー・遺伝子デリバリー・免疫・組織接着材料・再生医療・組織工学など多岐にわたっています。

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