太陽電池にはシリコン系・CIG系・有機系などさまざまな種類があり、近年の技術進歩によって、それぞれ性能が大きく向上しています。イスラエル・Weizmann Institute of ScienceのDavid Cahen教授らは、太陽電池の種類別に、これまでに達成された最大変換効率などのデータをまとめ、それに基づいて今後の性能向上の可能性を評価する論文をAdvanced Materials誌に発表しました。同教授らが2011年に発表した同じ趣旨の論文を、その後の展開を受けてアップデートしたもので、この2年半の間にどの種類の太陽電池で性能の顕著な改善が見られたか、また今後の発展が特に期待できるのはどの種類かを、最新データに基づいて分かりやすくまとめています。
- 論文 ⇒ Nayak, P. K. and Cahen, D. (2013), Updated Assessment of Possibilities and Limits for Solar Cells. Adv. Mater.. doi: 10.1002/adma.201304620 (本文を読むにはアクセス権が必要です)