2014年3月27日(木)から名古屋大学・東山キャンパスで開催される日本化学会第94春季年会中に行われる講演会 The Chemical Record Lecture (TCR Lecture) は、米スクリプス研究所の有機化学者Scott A. Snyder准教授(右写真)を講師に迎え、3月28日(金)に開催されることが決まりました。
- 演題: Exploring Chemoselectivity through Natural Product Total Synthesis
- 日時: 2014年3月28日(金) 15:30 - 16:20
- 場所: 名古屋大学 法・経本館共用館 第2講義室
- 参加無料、事前申し込みは不要です
TCR Lectureは、2002年から日本化学会年会で毎年恒例となっている講演会で、日本化学会がWiley-VCHと提携して発行する英文誌The Chemical Recordの提供により、著名な化学者を講師として開催されます。
Snyder准教授は、スクリプス研で全合成の大家K. C. Nicolaou教授の下Ph.D.を取得、その間にNicolaou教授との共著で名著Classics in Total Synthesis IIを出版しています。その後ハーバード大学のE. J. Corey教授の研究室を経て2006年にコロンビア大に着任、2013年に現職に就きました。天然物全合成において数々の顕著な業績を上げ、昨年2012年にはArthur C. Cope Scholar Awardを受賞した気鋭の有機化学者として注目されています。またSnyder准教授は、The Chemical Record誌のInternational Advisory Boardのメンバーでもあります。
有機化学分野の参加者なら聞き逃せないこの講演、ぜひ今からご予定に入れておいて下さい。またWileyは、展示ブースをはじめ、会期中にほかにも各種の企画をご用意する予定です。当ブログで順次ご案内していきますので、引き続きご注目下さい。