日本で12月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Organometallics in Synthesis: Fourth Manual
Bruce H. Lipshutz (ed.)
ISBN: 978-1-1184-8882-9
Paperback / 568 pages / October 2013
2ヶ月連続でトップになったのは、有機金属試薬を用いた合成反応を行う化学者に広く愛用されてきた好評マニュアルシリーズの最新刊。このFourth Manualでは銅・ロジウム・ニッケル・金を取り上げ、主要な有機金属試薬の調製法と、それを用いた合成反応の手順を多数収録します。いずれも各ステップが明確に記述され、あたかも料理のレシピ本のように、書かれた手順に従うだけで望んだ結果が得られるよう編集されています。各章とも、経験豊富な著名化学者によって書かれた権威ある記述からなっています。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
2位 Quantile Regression: Theory and Applications
Cristina Davino, Marilena Furno, Domenico Vistocco
ISBN: 978-1-119-97528-1
Hardcover / 276 pages / November 2013
気象データの分析など科学の各分野で広く用いられる統計的手法「区分回帰法」の中級レベルの教科書である本書は、区分回帰法の理論とさまざまな応用を豊富な実例とともに解説します。
3位 Design and Analysis of Clinical Trials: Concepts and Methodologies, 3rd Edition
Shein-Chung Chow, Jen-Pei Liu
ISBN: 978-0-470-88765-3
Hardcover / 892 pages / October 2013
臨床試験の設計からデータの評価までを総合的に論じる生物統計家必携の好評書に、最新の法規制を反映した改訂第3版が登場。バイオマーカー開発、臨床試験の適応的デザイン、診断機器の評価、トランスレーショナル医療のための統計的手法、漢方と臨床試験に関する章が新たに追加されました。臨床現場と統計学の間で知識を橋渡しする、実用性の高い一冊です。
4位 Introduction to Finite Strain Theory for Continuum Elasto-Plasticity
Koichi Hashiguchi, Yuki Yamakawa
ISBN: 978-1-1199-5185-8
Hardcover / 440 pages / November 2012
橋口公一・九州大学名誉教授と山川 優樹・東北大学准教授の共著による本書は、弾塑性について基礎的な知識しか持たない読者を対象とする入門的な教科書です。有限歪解析を行う上で理解しておくべき数学的・物理学的基礎を、最新の理論を取り入れながら解説します。橋口先生による内容解説はこちらの記事をご覧下さい。
5位 Handbook of Power Systems Engineering with Power Electronics Applications, 2nd Edition
Yoshihide Hase
ISBN: 978-1-119-95284-8
Hardcover / 796 pages / December 2012
旧版Handbook of Power System Engineeringを改訂するとともに、パワーエレクトロニクスアプリケーションに関する新章を追加しました。電力システムの基礎理論から応用技術までを幅広くカバーし、当分野の研究状況の全体像を体系的に把握するのに役立ちます。
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