ドイツ化学会誌Angewandte Chemie International Edition (ACIE) は、京都大学大学院工学研究科・北川進教授(物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)拠点長)らによる2004年の総説”Functional Porous Coordination Polymers”が同誌で最も多く引用された論文となったと発表しました。(2014年2月末現在・Web of Scienceでカウントされた通算被引用回数に基づく)
- 論文 ⇒ Kitagawa, S., Kitaura, R. and Noro, S.-i. (2004), Functional Porous Coordination Polymers. Angew. Chem. Int. Ed., 43: 2334–2375. doi: 10.1002/anie.200300610 (無料公開中)
北川教授は多孔性配位高分子 Porous Coordination Polymer (PCP) (Metal-Organic Framework = MOFとも呼ばれる) の研究におけるパイオニアとして世界的に知られています。ACIEの総説は、同教授らがこの分野の研究の展開をまとめたもので、2月末現在で通算被引用回数が5千回を超えるきわめて高インパクトの論文となっています。この論文に代表される高い被引用実績により、北川教授は2010年に「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を受賞しました。
関連リンク
- トムソン・ロイターによる北川教授へのインタビュー → 多孔性材料の技術革新と実用化への道(2011年2月)
■ 北川教授の論文をはじめとするACIEの高引用論文リスト (Most Cited Ever) は、こちらのリンク先からご覧いただけます。
■ この論文をはじめWiley Online Library上の論文は、進化したHTML「Anywhere Article」でお読みいただけるようになりました。詳しくは下のバナーからリンク先記事をご覧下さい。