ChemPhysChem誌がグレッツェル教授70歳記念特集号 「有機無機ハイブリッド太陽光発電」を発行、日本発の論文6報など収載

ChemPhysChem物理化学の専門誌 ChemPhysChem の最新号2014年4月14日号 (Volume 15, Issue 6 / 右表紙) は、「有機無機ハイブリッド太陽光発電」 (Hybrid Organic–Inorganic Photovoltaics) をテーマにした特集号として発行されました。

同号は、色素増感太陽電池(Dye Sensitized Solar Cell = DSSC、グレッツェルセルとも呼ばれる)の発明者で、当分野で多くの業績を生んだスイス・ローザンヌ工科大学のマイケル・グレッツェル (Michael Grätzel) 教授(1944年生まれ)が5月11日に70歳の誕生日を迎えるのを記念して、同教授に献呈されています。収載された総説・原著論文計28報が扱う主題は、DSSCや最近注目の高まるペロブスカイト太陽電池をはじめ、光アノード工学、新規な光増感剤、電子輸送、量子ドットなど多岐にわたります。論文はいずれも当分野を代表する各国の専門家から寄稿されたもので、グレッツェル教授の共同研究者や、同教授から直接薫陶を受けた研究者も多く含まれます。

 同号の収録内容を読む 

  • 目次: Table of Contents (下記Editorialおよび一部の論文を除き、収載論文の本文を読むにはアクセス権が必要です)
  • 本号の共同客員編集長を務めたスペイン・ハウメ1世大学Juan Bisquert教授らによるEditorial: Editorial: Hybrid Organic–Inorganic Photovoltaics icon_free (無料公開)

当分野の研究が盛んな日本の研究室からは、以下の論文6報が収載されています。

カテゴリー: ジャーナル, 論文 タグ: パーマリンク