ドイツの化学者が全長1230kmのライン川をひと夏かけて完泳|水質保全の訴えと分析機器購入のスポンサー探しのため

rhine独フルトヴァンゲン大学の化学教授 Andreas Fath氏はこの夏、ローレライ伝説などで有名な全長約1230kmのライン川を、水源から河口まで28日間かけて泳ぎ切りました。水質保全の重要性について世間の認知を高めることと、高価な分析機器(HPLC/MS)購入のためのスポンサー探しを目的として行ったものです。化学ニュースサイトChemistry Viewsが、同教授へのインタビューを載せています。

Fath教授が泳ぐ横では、ボートで同行する研究チームが随所で水質サンプルを採取し、分析のため持ち帰りました。夏とはいえ水温の低い場所が多く、毎日50 kmの距離を6~10時間かけて泳ぐのは大変だったそうですが、メディアの注目を集めるとともにHPLC/MS購入の見通しも立ち、同教授の苦労は報われたようです。

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