Wileyは、ジャーナルの編集者・論文の著者などさまざまな立場で学術出版に携わる人々が守るべき出版倫理上の行動規範をまとめた「ベストプラクティス・ガイドライン」を今年3月に英語版で発表したのに続き、それを翻訳した日本語版「出版倫理の最良実践ガイドライン - 出版社の視点 第二版」をこのほどウェブで公開しました。下のリンク先から無料でダウンロードできます。
出版倫理の最良実践ガイドライン - 出版社の視点 第二版(日本語版) (PDF・2.7MB)
研究不正(fraud)・剽窃(plagiarism)など、研究倫理・出版倫理への違反行為が後を絶たないことに対して、世界的に懸念の声が高まっています。そうした中でWileyが今回発表した出版倫理ガイドラインは、2006年に発表した旧版を大幅に改訂し、画像の不正操作への対応や剽窃チェックツールといった最近の新展開を反映させたものです。研究分野を問わず、ジャーナル編集者・論文著者といった広範な学術出版の関係者を対象に、倫理違反となる行為を避けたり、また倫理上の問題に直面した時に正しく対処できるように行動の指針を示す内容となっています。
ガイドラインの英語原文はこちら