Israel Journal of Chemistry 誌の最新号 (Volume 54, Issue 11-12: November 2014) は、Nanofluidic Systems (ナノ流体システム)の特集号として、当分野の代表的な研究者らによる総説および原著論文を集中的に掲載しています。本号の客員編集長を務めるのは、東京大学工学系研究科・北森 武彦教授、馬渡 和真准教授のお二人です。
ナノ流体システムは、基板上に10-100 nmという超微細な流路を加工し、その極小環境で化学・生物実験を行えるようにした装置で、近年の微細加工技術の発達によって研究が急速に進歩しました。分子やDNAなどの挙動を観察するのに役立つほか、そのように極端に狭い空間では液体が通常とは異なる性質を示すことも分かり、基礎・応用の両面で活発な研究対象になっています。
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- Table of Contents (目次)
- Special Issue: Nanofluidic Systems. (北森教授ら客員編集長による巻頭言)