石油に代えて再生可能な原料から作られるバイオ由来のプラスチック(bio-based plastics)や、使用後に環境中で分解する生分解性プラスチック(biodegradable plastics)は、地球環境問題への意識の高まりに伴って活発な研究対象となっています。
このほどAngewandte Chemie International Editionに掲載されたエッセイでは、この分野の専門家である東京大学大学院農学生命科学研究科・岩田 忠久教授が、それらバイオプラスチックの分類、課題と展望、日本をはじめとする主要国の認証制度などを整理して論じています。バイオプラスチックに関心をもつ読者に、広くご一読をおすすめします。
- 論文 ⇒ Iwata, T. (2015), Biodegradable and Bio-Based Polymers: Future Prospects of Eco-Friendly Plastics. Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201410770 (本文を読むにはアクセス権が必要です)