東京農工大学工学研究院の桜井 香里准教授がこのほどAsian Journal of Organic Chemistryで発表した総説(Focus Review)が、同誌の注目論文VIP (Very Important Paper) に選ばれました。(2015年1月12日オンライン公開)
この総説で桜井准教授は、ケミカルバイオロジーの分野で近年開発された光親和性プローブの利用による糖鎖結合タンパク質の標識化手法について論じています。これらの手法は、細胞シグナル伝達において重要と考えられながら制御・解析の困難さから研究が遅れている糖鎖-タンパク質間相互作用を解明するための有望なアプローチとして注目され、研究が進んでいます。
- 論文 ⇒ Sakurai, K. (2015), Photoaffinity Probes for Identification of Carbohydrate-Binding Proteins. Asian Journal of Organic Chemistry. doi: 10.1002/ajoc.201402209 (本文を読むにはアクセス権が必要です)