当ブログの先月の記事で、Asian Journal of Organic Chemistry (AJOC)の注目論文VIPに選ばれた東京農工大学工学研究院の桜井 香里准教授による総説論文をご紹介しましたが、この論文が掲載号 (Volume 4, Issue 2: February 2015) の表紙を飾りました。(右画像)
桜井准教授の総説は、光親和性プローブの利用による糖鎖結合タンパク質の標識化手法の新展開を論じたもので、表紙画像は色とりどりの日本の飴をあしらったとても印象深いものになっています。
- 論文はこちら Sakurai, K. (2015), Photoaffinity Probes for Identification of Carbohydrate-Binding Proteins. Asian Journal of Organic Chemistry. doi: 10.1002/ajoc.201402209 (本文を読むにはアクセス権が必要です)
関連の過去記事 インパクトのある表紙画像で、論文読者のハートを鷲掴み! 良い表紙画像を作るコツと成功例を、化学ジャーナルのエディターが解説 ・・・ AJOC誌のエディターRichard Threlfall氏による「読者に強い印象を残す表紙画像の作り方」のアドバイスを紹介しています。その中で同氏は、自分の国や文化に関する要素を取り入れるのを国際的な読者の目を引くためのコツに挙げていますが、今回の桜井准教授の表紙もそのセオリーに沿った成功例と言えそうです。