The European Peptide Society(ヨーロッパペプチド学会)の公式誌 Journal of Peptide Science は、1995年の創刊から今年で20周年を迎え、それを記念して2015年3月号 (Volume 21, Issue 3) を特集号として発行しました。同号は、シカゴ大学のStephen B.H. Kent教授によるエッセイ “The critical role of peptide chemistry in the life sciences” をはじめ、当分野を代表する世界各国のペプチド研究者から寄稿された総説・原著論文を収録し、ペプチド研究の最新状況を伝える内容となっています。
- 特集号の目次 Special Issue: Anniversary Issue 2015 of Journal of Peptide Science (2015年12月末まで無料公開)
また同誌では、この記念特集号の発行に合わせて、過去20年間に掲載された論文の中から特に注目に値する論文を選んだ Virtual Issue (オンライン版独自の特集号) を公開しました。2009年にノーベル化学賞を受賞したイスラエルのAda Yonath教授らによる総説 “Ribosome’s mode of function: myths, facts and recent results” (2009年) を筆頭に、同誌の年間最優秀論文に贈られるJournal of Peptide Science Best Paper Award の受賞論文ならびに過去20年間の最多引用論文トップ20が収録されています。2010年にBest Paper Awardを受賞した京都大学大学院工学研究科・木村 俊作教授らによる論文 “Distance dependence of long-range electron transfer through helical peptides” も含まれています。
- 創刊20周年記念 Virtual Issueの目次 20th Anniversary Virtual Issue (2015年12月末まで無料公開)