その日から100年目の節目を迎えるのを前に、昨日21日、化学兵器禁止機関(OPCW)は同じイーペル市で、過去100年間の化学兵器による犠牲者を追悼する式典を開催しました。その式典でOPCWは、日本を含む加盟国190か国が調印した化学兵器の不使用を誓う宣言(イーペル宣言)を発表しました。併せてOPCWは、ヨーロッパ各国から化学兵器使用に関する史料類を集めた展覧会を、同市内の展示施設で3週間にわたって開催中です。
OPCWは化学兵器の排除を目的として1997年に設立された国際機関で、その活動が評価され、2013年にノーベル平和賞を受賞しています。
- 化学ニュースサイトChemistry Viewsの記事 Commemoration of First Large-Scale Use of Chemical Weapons (April 22, 2015, Chemistry Views)
- 追悼式典の特設サイト ieper: a centenary commemoration