出版社WileyとORCID, ScienceOpen, Sense About Scienceの3団体は、9月28日(月)~10月2日(金)の5日間にわたり“Peer Review Week 2015″を共催することを発表しました。科学におけるピアレビュー(査読)の重要性について、科学コミュニティの内外での理解を深めることを目的として初めて開催されるもので、期間中には識者を講師に招いてのウェビナー(オンラインセミナー)のほか、動画やブログ記事などを通じてピアレビューについての知識の普及を図る活動が行われます。
今回のPeer Review Weekを共催する4社・団体は、出版社・科学啓発団体などそれぞれの立場からピアレビュー活動に深い関わりを持っています。4者は、学術コミュニケーションの質を守るうえでピアレビューが担っている重要な役割について、社会の認知をさらに高める必要があるとの考えで一致し、Peer Review Weekの共催を決めました。
Peer Review Weekを紹介する記事
- Celebrating peer review – announcing Peer Review Week 2015 (posted by Verity Warne, Wiley Exchanges blog, September 10, 2015)
- Peer Review Week – A Celebration! (posted by Alice Meadows, The Scholarly Kitchen, September 10, 2015)
Peer Review Weekの期間中は、共催4者により次のような活動が予定されています。
- ブログでピアレビューに関する記事を連日掲載
- ハッシュタグ #PeerRevWk15 によるTwitterでの展開
- “Trust and Transparency in Peer Review”(ピアレビューにおける信頼と透明性)をテーマにしたウェビナー(オンラインセミナー)を開催。講師は Kent Anderson (AAAS), Verity Brown (St Andrews University), Alexander Grossman (ScienceOpen), Laure Haak (ORCID), Andrew Preston (Publons) の各氏
- 「ピアレビューのコツ・10か条」についての動画を公開
上記ウェビナーの視聴は、下のバナーをクリックしてリンク先ページでお申込みいただけます(無料)。日本時間で10月2日(金)0:00~1:00とやや不便な時間ではありますが、ライブ配信の終了後にオンデマンドで視聴することもできますので、お気軽にお申込み下さい。