プリンストン大David MacMillan教授の講演会 (TCR Lecture) を2016年3月の日本化学会春季年会で開催 / 「MacMillan触媒」などで知られる世界的有機化学者

tcr_cover2016年3月24日(木)から同志社大学・京田辺キャンパスで開催される日本化学会第96春季年会中に、毎年恒例の講演会 The Chemical Record Lecture (TCR Lecture) が行われます。今回の講師は、米プリンストン大学の有機化学者David MacMillan教授に決まりました。

TCR Lectureは、2002年から続く伝統ある学術講演会です。日本化学会がWiley-VCHと提携して発行する英文誌The Chemical Recordの提供により、毎年の春季年会に合わせて世界的に高名な化学者を講師に迎えて開催されます。

TCR_lecture2016今回の講師となるMacMillan教授は、不斉触媒、有機分子触媒、有機合成の新手法の開発、天然物合成、創薬への応用を主な研究テーマとして活躍する世界的な有機化学者です。有機分子触媒の先駆であるMacMillan触媒の開発者としても知られています。

MacMillan教授は、Larry E. Overman, David A. Evans両教授に師事した後、カリフォルニア大学バークレイ校・カリフォルニア工科大学を経て2006年に現在のプリンストン大学に着任しました。数々の輝かしい受賞歴には、2007年に受賞した有機合成化学協会のMukaiyama AwardとACSのArthur C. Copeスカラー賞、今年2015年に受賞したドイツの最も権威ある科学賞のひとつErnst Schering Prize(エルンスト・シエーリング賞)などが含まれます。同教授は Advanced Synthesis & Catalysis誌の編集顧問のひとりでもあります。

MacMillan教授によるTCR Lectureの開催は3月25日(金)を予定していますが、詳細は決まり次第当ブログでお知らせします。この貴重な機会を、楽しみにお待ち下さい!

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