2016年1月のワイリー理工書ベストセラーはこちら！

日本で1月に最もよく売れたWiley（Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む）の理工書トップ５をご紹介します。動物細胞培養法テキストの最新改訂版が第1位となりました。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。

１位 Culture of Animal Cells: A Manual of Basic Technique and Specialized Applications, 7th Edition
　R. Ian Freshney
　ISBN: 978-1-118-87365-6
　Hardcover / 728 pages / January 2016

動物細胞の培養および実験操作の基本的なテクニックを分かりやすく解説する代表的テキストの最新第7版。約6年ぶりの改訂を経た今回の版では、Cell Line Authentication（細胞認証）に関する章とともに、これまで収録されていなかった重要な実験プロトコルを新たに追加しました。一方、使用頻度の低い実験プロトコルは、専用サイトからオンラインで提供されるようになりました。

２位 NAND Flash Memory Technologies
　Seiichi Aritome
　ISBN: 978-1-119-13260-8
　Hardcover / 432 pages / December 2015

NAND型フラッシュメモリセルの技術開発の第一線で長年活躍してきた有留 誠一氏による注目の著作。同技術の基礎と発展の歴史、現在の課題とその克服のための展望などを総合的に論じます。

３位 Innovative Drug Synthesis
　Edited by Jie Jack Li, Douglas S. Johnson
　ISBN: 978-1-118-82005-6
　Hardcover / 360 pages / December 2015

“Contemporary Drug Synthesis”をはじめ医薬品合成に関する良書を次々に生み出しているコンビを編者とする新著。最近開発された新薬をケーススタディとして取り上げ、その合成経路を詳細に論じるとともに、そこで用いられるテクニックの長短所を解説します。医薬品合成の最先端について知識を得たい化学者・学生におす
すめ。Chem-Stationさんの書評もご覧下さい。

４位 Reactions and Syntheses: in the Organic Chemistry Laboratory, 2nd, Completely Revised and Updated Edition
　Lutz F. Tietze, Theophil Eicher, Ulf Diederichsen, Andreas Speicher
　ISBN: 978-3-527-33814-6
　Paperback / 668 pages / January 2015

合成に欠かせない有用性の高い有機合成反応を取り上げ、それぞれの標準的な実験法を記述するベストセラー教科書の最新改訂版です。料理のレシピのように分かりやすい実験法の記述や各反応の理論的背景や逆合成解析についての充実した解説といった伝統を守りながら、「ドミノ反応」を扱う第5章を追加するなど近年の研究の新展開を反映しています。

５位 Transition Metal-Catalyzed Heterocycle Synthesis via C-H Activation
　Xiao-Feng Wu
　ISBN: 978-3-527-33888-7
　Hardcover / 600 pages / December 2015

近年急速な研究の発展を遂げている複素環化合物合成のためのC－H結合活性化の手法を一冊にまとめた初めての本です。当分野の有力な化学者が各章を寄稿し、最新の成果に基づいて多角的に解説します。各章は、反応に用いられる遷移金属触媒（Ru, Rh, Ir, Pdなど） と生成する複素環化合物の種類によって分けられ、読者が必要とする反応を見つけやすいよう構成されています。

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