日本で4月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Time Series Analysis
Wilfredo Palma
ISBN: 978-1-118-63432-5
Hardcover / 616 pages / March 2016
時間の経過に伴って変化するデータの分析手法である時系列分析の最新の入門的教科書。ARMA, ARIMAといった代表的なモデルによる単変量解析に主眼を置き、伝統のある有益な手法から最近の新しいテクニックまで幅広く取り上げています。学習を支援する章末問題や参考文献などを収録、また本の購入者がアクセスできる専用ウェブサイトでは補足的なファイルやプログラムコードを提供しています。
2位 Soil Chemistry, 4th Edition
Daniel G. Strawn, Hinrich L. Bohn, George A. O’Connor
ISBN: 978-1-118-62923-9
Paperback / 392 pages / April 2015
定評の高い土壌化学の教科書を14年ぶりに大幅改訂。養分利用効率・鉱物風化・土壌汚染・土壌酸性化など農芸化学と環境土壌化学の主題をバランスよく取り上げるとともに、図版を刷新しました。ケーススタディなど、学習支援のための項目も充実しています。
3位 The Organometallic Chemistry of the Transition Metals, 6th Edition
Robert H. Crabtree
ISBN: 978-1-118-13807-6
Hardcover / 520 pages / April 2014
イェール大学のロバート・クラブトリー (Robert H. Crabtree) 教授による、遷移金属の有機金属化学に関する代表的な教科書の5年ぶりの改訂版。詳しい内容はこちらの記事をご覧下さい。
4位 Organic Redox Systems: Synthesis, Properties, and Applications
Edited by Tohru Nishinaga
ISBN: 978-1-118-85874-5
Hardcover / 616 pages / December 2015
首都大学東京・西長 亨准教授を編者に迎えて出版された本書は、トランジスタ・太陽電池・バッテリーなどの有機電子材料の合成のために酸化還元系(レドックスシステム)を開発・応用する手法を論じます。結合の形成と開裂、超分子系、分子設計などの主題を、特に遷移金属フリーの酸化還元系に重点を置いて解説し、有機電子材料の研究に関わる産学両界の読者に有益な一冊となっています。
5位 Automotive Handbook, 9th Edition
Robert Bosch GmbH
ISBN: 978-1-119-03294-6
Hardcover / 1544 pages / January 2015
多くの国で翻訳出版され広く利用されている、自動車工学の定番参考書。「ボッシュ自動車ハンドブック」として刊行されている日本語版の最新第3版は、本書の1つ前の版にあたる第8版(2011年)を邦訳したものです。この第9版は旧版を4年ぶりに改訂したもので、技術の新展開を踏まえた最新情報を収録しています。
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