The Nature of the Mechanical Bond: From Molecules to Machines
Carson J. Bruns, J. Fraser Stoddart
ISBN 978-1-119-04400-0
Hardcover / 776 pages / September 2016
US$ 225.00
複数の環状分子が鎖のように連なったカテナンや、環状分子がダンベル型の分子の軸を取り囲むロタキサンなど、分子のパーツが化学結合ではなく機械的結合によって結び付いた構造を持つ分子の総称が「インターロック分子」です。インターロック分子は、構造の興味深さや合成の難しさだけでなく、分子スイッチ・分子モーターといった応用面からも近年注目が高まっています。
このインターロック分子の研究において第一人者として活躍する米ノースウェスタン大学のジェイムズ・フレイザー・ストッダート教授 (James Fraser Stoddart)が執筆した本書は、最新の研究成果に基づき、インターロック分子の合成法とその性質、医薬品・光学・電子材料など各方面への応用の可能性までを、豊富な図版とともに幅広く解説するものです。当分野の研究に関わる読者には、基本文献として初学者から専門家までおすすめします。共著者のCarson J. Bruns博士は、同教授の下で学び、現在はカリフォルニア大バークレー校にポスドクとして在籍する気鋭の若手研究者です。
本書の目次
Foreword
Preface
Acknowledgements
List of Abbreviations
1. An Introduction to the Mechanical Bond
2. The Fundamentals of Making Mechanical Bonds
3. Making Mechanical Bonds Under Thermodynamic Control
4. Molecular Topologies and Architectures with MechanicalBonds
5. The Stereochemistry of the Mechanical Bond
6. Molecular Switches and Machines with Mechanical Bonds
Appendices
Glossary
Index