日本で10月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Lewis Base Catalysis in Organic Synthesis, 3 Volume Set
Edited by Edwin Vedejs, Scott E. Denmark
ISBN: 978-3-527-33618-0
Hardcover / 1488 pages (in 3 volumes) / September 2016
全3巻構成の本書は、近年多くの化学者が関心を寄せるようになり、ホットな研究領域として急速に拡大している「ルイス塩基触媒」に関する最新知識をまとめた初めての包括的な参考書です。
- 電子対ドナーを用いた化学反応の促進に関する研究と、ルイスの理論に基づく構造・結合・反応性の概念の発展を歴史的に振り返る
- ルイス塩基触媒の基礎をなす原理を提示するとともに、その視点から多様な反応タイプについて解説
- 各国の専門家によって寄稿された高水準の各章を、当分野をリードする化学者であるEdwin Vedejs, Scott E. Denmark両教授が編者としてまとめる
- 反応タイプ、熱力学的・速度論的原理、化学反応機構をはじめ関連する主題をもれなく網羅
2位 Extremes and Recurrence in Dynamical Systems
Valerio Lucarini, et al.
ISBN: 978-1-118-63219-2
Hardcover / 312 pages / April 2016
統計学上重要な極値理論と、自然科学・社会科学における動的システム解析へのその応用を論じます。
3位 Statistical Shape Analysis: With Applications in R, 2nd Edition
Ian L. Dryden, Kanti V. Mardia
ISBN: 978-0-470-69962-1
Hardcover / 496 pages / July 2016
同じ著者による1998年の初版に、近年の新展開を取り入れた待望の改訂版。形状解析に統計的手法を適用するさまざまなテクニックを紹介し、それぞれの長短所を論じます。
4位 Handbook of Reagents for Organic Synthesis: Reagents for Organocatalysis
Edited by Tomislav Rovis
ISBN: 978-1-119-06100-7
Hardcover / 816 pages / August 2016
Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis の電子版 (e-EROS) に収録された約5千種の有機合成試薬の中から、有機分子触媒反応に用いられる主要な試薬126種に関する記事を抜粋したのが本書です。環境への負荷を減らすと期待される有機分子触媒反応のための試薬に関する情報が得られます。
5位 Oxidative Cross-Coupling Reactions
Aiwen Lei, Wei Shi, Chao Liu, Wei Liu, Hua Zhang, Chuan He
ISBN: 978-3-527-33688-3
Hardcover / 240 pages / September 2016
近年研究が活発化している酸化的クロスカップリング反応に関する初めての包括的な参考書です。酸化的カップリングを用いたC-C/C-X結合生成反応およびC-H結合活性化反応における最近の新展開をまとめています。
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