京都工芸繊維大学 分子化学系・清水 正毅教授らは、有機蛍光材料2,5-ジアミノテレフタル酸ジチオエステルの特性を報告する論文を、昨年11月に European Journal of Organic Chemistry (EurJOC) 誌で発表しました。このほど、この論文の内容を紹介する動画 (ビデオ・アブストラクト)が、動画サイトvimeoで公開されました。
- 論文はこちら Shimizu, M., Fukui, H., Natakani, M. and Sakaguchi, H. (2016), Aggregation-Induced Orange-to-Red Fluorescence of 2,5-Bis(diarylamino)terephthalic Acid Dithioesters. Eur. J. Org. Chem., 2016: 5950–5956. doi:10.1002/ejoc.201601067
- この論文は、掲載号の表紙にも採用されています。
清水教授らの論文は、昨年7月に当ブログでご紹介した ビデオ・アブストラクトを無償制作するキャンペーン で制作対象に選ばれました。このキャンペーンは、EurJOC とその姉妹誌 European Journal of Inorganic Chemistry (EurJIC) に掲載された論文の中から各10報を選び、両誌をWiley-VCHと共同出版する欧州各国化学会の連合体ChemPubSoc Europeがスポンサーとなって、動画を無償で制作するものです。
ビデオ・アブストラクトは、研究成果を視覚的に、分かりやすく多くの人に向けて発信するのに効果を発揮することが期待されます。今回のキャンペーンで用意された各10報の枠は、残りわずかですがまだ空きがあるとのことですので、両誌で論文の出版予定がある方は奮ってご応募下さい。詳細は 前のブログ記事 でご覧いただけます。