日本で7月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。
1位 Physics of Semiconductor Devices, 3rd Edition
Simon M. Sze, Kwok K. Ng
ISBN: 978-0-471-14323-9
Hardcover / 832 pages / October 2006
半導体デバイスに関する古典的教科書です。
2位 Physics for Radiation Protection, 3rd Edition
James E. Martin
ISBN: 978-3-527-41176-4
Hardcover / 670 pages / March 2013
放射線防護従事者をめざす学生への豊富な教育経験から生まれた本書は、研究者や実務家が放射線防護の物理学的基礎を正確に理解し、必要に応じてデータを参照できるよう配慮されています。物理学の初歩的な知識しかもたない読者でも理解できるよう書かれ、核図表の読み方に始まり、放射線防護に関する主要な概念、放射線量などの計算法を丁寧に解説します。主な放射性核種の壊変図式などデータ・図表も豊富に収録し、また福島第一原発を含む過去の原発事故例についても記述しています。
3位 Fault Zone Dynamic Processes: Evolution of Fault Properties During Seismic Rupture
Edited by Marion Y. Thomas, Thomas M. Mitchell, Harsha S. Bhat
ISBN: 978-1-119-15688-8
Hardcover / 306 pages / June 2017
地震を引き起こす、断層帯における破壊過程に関する最新知識を、学際的見地から総合的・体系的に解説します。
4位 Spatial and Spatio-temporal Bayesian Models with R - INLA
Marta Blangiardo, Michela Cameletti
ISBN: 978-1-118-32655-8
Hardcover / 320 pages / April 2015
空間統計学とベイズ的手法を統合し、実用的かつ革新的な方法で読者に提示する一冊です。疫学・生物統計学・社会科学から数多くの実例を採り、R言語パッケージR-INLAで記述しています。
5位 Causal Inference in Statistics: A Primer
Judea Pearl, Madelyn Glymour, Nicholas P. Jewell
ISBN: 978-1-119-18684-7
Paperback / 160 pages / March 2016
データ解釈において重要な「因果推論」の概念を平易な表現と事例によって解説し、政策・医療・教育などの領域への応用法を教える新しい入門書。著者ジューディア・パールは、構造モデルに基づく因果的・反事実的推論の理論を発展させるなどの業績で知られ、2011年のACMチューリング賞を受賞した当分野の世界的権威です。
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