当ブログでも先にお知らせした通り、Wiley-VCHとChemPubSoc Europe(72,000人の会員を擁する欧州の16化学会の連合体)は化学会の公式誌として初のオープンアクセス(OA)ジャーナルChemistryOpenを創刊し、昨日(2月28日)記念すべき創刊号をオンラインで公開しました。どのような論文が掲載されたか、ぜひご覧下さい。
⇒ ChemistryOpen: Volume 1, Issue 1 (February 2012)
ChemistryOpenは、化学の全分野を対象に、査読を経た原著論文をオンラインで出版します。論文はすべて無料公開され、出版のための費用は著者がArticle Publication Chargesとして負担します。ジャーナルとしての高い質を維持するための編集委員会は、化学の広範な領域で高い見識を持つRamón Martínez-Máñez教授とThomas Wirth教授によって率いられます。さらに、1987年のノーベル化学賞受賞者であるJean-Marie Lehn教授が、名誉会長として編集委員会を支援します。
Martínez-Máñez・Wirth両教授による創刊の辞(Editorial)はこちらです。
⇒ Martínez-Máñez, R. and Wirth, T. (2012), Opening Up the World of Chemistry. ChemistryOpen, 1: 4. doi: 10.1002/open.201100009