＜論文紹介＞ 天然物合成における化学合成と生合成のハイブリッド戦略（Angew. Chem. Int. Ed.ミニレビュー）

投稿日: 2012年3月23日 作成者: admin

医薬品として有用で複雑な構造を持つ天然物を合成する際に、化学合成と生合成の手法を適切に組み合わせることで効率的な合成戦略が得られる場合が多くあります。創薬化学におけるそのような「ハイブリッド」合成戦略のさまざまな手法を論じたレビューを、Leibniz Universität HannoverのAndreas KirschningとFrank HahnがAngewande Chemie International Editionに発表しました。

この論文は、Early Viewとしてオンラインで先行公開されています。（本文を読むにはアクセス権が必要です）
　⇒　Kirschning, A. and Hahn, F. (2012), Merging Chemical Synthesis and Biosynthesis: A New Chapter in the Total Synthesis of Natural Products and Natural Product Libraries. Angew. Chem. Int. Ed.. doi: 10.1002/anie.201107386

ブログ内の関連記事

  1. ＜論文紹介＞ ストリキニーネ全合成の歴史を辿るレビュー “Is There No End to the Total Syntheses of Strychnine?”（Angew. Chem. Int. Ed.）
  2. ＜記事紹介＞90歳を迎えたギルバート・ストーク教授のエピソード集（Angew. Chem. Int. Ed.から）
  3. DFG-ドイツ研究振興協会のサイトに昨年６月の日独化学シンポジウムの模様を掲載 － 講演はネットで視聴可能
  4. 故F.S.Rowland教授のノーベル化学賞受賞講演をAngew. Chem. Int. Ed.で無料公開
  5. 九州大・桑野良一教授研究室の論文がAngew. Chem. Int. Ed.のVIPに選ばれる
カテゴリー: 論文 パーマリンク