材料科学のニュースサイトMaterials Viewsでは、科学論文で使う図(figure)の効果的なデザイン法をレクチャーするオンラインセミナー(Webinar)を開催します。講師のMarco RolandiとKaren Chengの両氏は、米ワシントン大学でそれぞれ材料科学と認知心理学を教える教員で、学生に視覚的効果の高い図の作成法を指導するプロジェクトにも取り組んでいます。それまでは研究者が図のデザインについて正式に学べるようなトレーニングの機会がなかったため、彼らのプロジェクトは学内で非常に良好な反応を得ているそうです。
インタビューに答える両氏
セミナーの視聴は無料(事前登録制)ですが、残念ながら日本時間で7月16日(月)深夜26時から開始と、日本からの視聴には不便な時間帯です。三連休最終日の深夜で、翌日から仕事や研究が始まる方には難しいかもしれませんが、ご都合のつく方はぜひご参加下さい。視聴のための登録には、下のリンク先の記事で「Register here now」のリンクをクリックして下さい。
⇒ Materials Views - Your Guide To Scientific Figure Design
なおセミナー視聴が難しい方にも、おすすめがあります。講師の二人は、今回のセミナーと同じ趣旨で、昨年8月にAdvanced Materials誌で”A Brief Guide to Designing Effective Figures for the Scientific Paper”という記事を発表しました。この記事には世界的に大きな反響があったそうで、記事の内容を紹介した当ブログのエントリーにも多数のアクセスをいただきました。ご関心があれば、より詳しい原文と併せてご一読下さい。
⇒ 論文を書くときは図にも注意! 効果的な図を作るための5つのコツ
⇒ A Brief Guide to Designing Effective Figures for the Scientific Paper(無料公開)